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今日は東京でインプットの日。



頭ぐるぐるとフル回転していたら
携帯にメールが。


「新聞に掲載されました!」と連絡が!!





おおーーーー!!!

び、びっくり。。

ど、どきどき…。






というわけで


この間のコンテスト(1 , 2 , 3 )のことが

日本日経新聞(地方経済面2月25日付)に掲載されました。

(↓日経新聞登録の方はこちらから読めます)
http://mw.nikkei.com/sp/#!/article/DGXLZO13354030U7A220C1L31000/


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(以下全文コピー)

「嫁に選ばれる村に」 長野県川上村、脱・男社会プロジェクト

2017/2/25 7:00

地域ニュース

 レタスなど高原野菜の産地で知られる川上村が女性の活躍しやすい村づくりへカジを切った。婚活サービスのパートナーエージェントと結婚環境の向上へ「川上スマートプロジェクト」を開始。働く機会をつくるアイデアコンテストやIT(情報技術)を活用した相互扶助システムの実験を進める。女性が生き生きと暮らせる地域こそ都会から人を呼び込めるとの考えは、地方活性化の1つのモデルになりそうだ。

 「村長、女性応援チームに予算を下さい。このアイデアにグランプリを下さい」。2月19日、川上村で開いた第2回アイデアコンテスト。村の女性の活動を応援するチームづくりを提案した新海智子さん(37)が壇上から審査委員の藤原忠彦村長に熱く訴えると、会場に詰めかけた仲間の女性たちから感極まったすすり泣きが漏れた。

 埼玉県から村のレタス農家に嫁いで10年。「昨年始まったスマートプロジェクトを機に、女性たちが自分のやりたいことを口にできるようになった」と新海さんは語る。

 人口約3900人(外国人除く)の川上村は高原野菜で潤い、農家の平均年商が約2500万円という豊かな村。だが若い女性の村外への転出と男性非婚率の上昇で人口減少が続く。遊休農地はなく、Iターン就農者は呼べない。移住のターゲットは若い女性だ。

 「お嫁さんに選ばれる地域は既婚者の結婚幸福度が高い地域」との観点からパートナーエージェントが村民の意識を調査したところ、女性の結婚幸福度が低かった。「首都圏など村外から嫁いできた女性が7割に上り自己実現意欲が高いのに、高原野菜の成功体験などから男性中心の社会が固定化。女性の自由度が低い」。同社事業企画推進部の田中淳一統括マネージャーは分析する。

 「結婚前に都会でしてきた仕事や活動ができないのがフラストレーションになっている。その不満を村づくりに振り向けてほしい」(西尾友宏副村長)。村と同社は昨年8月に連携協定を結び、10月に川上村スマート化推進センターを開設した。

 村の良いところを発見して村外に発信する「ディスカバー川上」、村の女性の特技を生かした商品やサービスを提供する「川上ガールズコレクション」など、すでに7つものプロジェクトが女性主導で動き出した。

 女性の自己実現の時間を創出する取り組みがシェアリングエコノミーシステム「MAKETIME!」。スマートフォンなどにアプリをダウンロードし、家事や育児のサポートを村内で仲介する実証実験を昨年10月に実施。現在、企業と連携して相互扶助のシステムができないか検討中だ。

 19日のコンテストで最優秀賞を獲得したのはレタス農家に嫁いだ林里衣さんの作業着をおしゃれにするプラン。「おしゃれな作業着なら農業をしたいという女性も出てくる。農業をするすてきな家族がたくさんいることを発信したい」と語る。部門賞をとった女性応援チームの新海さんは「大きな一歩を踏み出した」と、様々なプロジェクトの支援役となる考えだ。

 保守的な旧世代や多くの男性に理解を深めてもらうことなど課題は多いが、藤原村長は「まさに女性パワーの再開発。予算は必要なものには支出する。説得力のある活動をしてほしい」と今後の活動に期待する。

 「自治体は移住政策に熱心だが、結婚環境まで整備しようというところは少ない」と田中統括マネージャー。長野県も3月5日、東京・青山で首都圏在住の20歳以上の独身女性に絞ったイベントを初開催するなど、若い女性向けの移住対策を充実させる。

            

 川上村の川上スマートプロジェクトの特徴の一つはIT(情報技術)の活用だ。相互扶助システムの構築で女性の負担軽減に利用するほか、写真撮影アプリ「インスタグラム」での情報発信などITを活用し、外に開くことを考えている。

 2月11日、首都圏から川上村に24~33歳の未婚女性16人が大型バスで訪れた。迎えたのは村内農家の未婚男性16人。村などが主催する婚活イベントで、男女各2人のチームで写真を撮ってインスタグラムに投稿し、出来栄えを競った。

 以前の婚活ツアーは寒風の中でバーベキューをするような旧態依然の内容で、参加女性が2人だったことも。今回は「撮影女子会」を手掛けるMorning Labo(東京・渋谷)の中村朝紗子社長によるインスタグラム講座、有名シェフや日本酒ソムリエによるディナーに衣替えし、人気を呼んだ。

 広告会社に勤める女性(31)は「農業男子は話題も多く、思ったよりイケている。うまくアピールすれば都会の独身女性の結婚対象が広がると思う」と評価した。

 中村社長は「若い女性にとって、写真は文字以上に信頼度が高く情報量が多い。インスタ消費といわれるように旅行先を選ぶ際にも参考にされ、自治体のブランド再構築にもインスタグラムが活用され始めている」と話している